twitterで作者に感想! でもその前に…

twitterアカウントを持つ漫画家やラノベ作家が増えることで直接読者の声が届くようになりました。今では作家がtwitterで自作品名を検索掛けたら素の声が聞けるし、現在では作者が感想書いてくれた人に返信したりと、2chほど酷いノイズも見えないので現状では概ね良い方向に行っているように思われます。


「ファンレター出すにも切手代とか掛かるし…」「字が汚いから恥ずかしいし…」といった悩みはメールで解消されたもののやはり「文章の巧拙」や「恥じらい」はどこかに残っていたんだけど、twitterだとその気軽さと作者をフォローすることで見えてくる「作者への親近感」が一気にハードルを下げてくれるという効果があるのだと思います。


読者からの反応というのは作家側からすれば好意的なものであれば大抵の場合嬉しいです。私も同人誌のコラムを誉められた時は嬉しかったですし、多くの作家さんに聞いてもそういった答えが返ってきます。だからtwitterで「今週も面白かったです!」だけでも@でポストするというのは良いと思います。仕事で忙しいとか時間が経てば返信しにくいというのもありますので「反応があったらラッキー」くらいの心構えだとベターです。


ただ、だからといって雑誌の読者アンケートを送らなくていい訳ではありません。その雑誌に作品が継続的に載るかどうかは現実的な話、単行本売り上げもそうですけど読者アンケートが確実に実効性を持つからです。幾ら作者に感想を送って喜んで貰っても打ち切りになったら意味がないです。
中には読者アンケートを送らないどころか雑誌を買わないのにtwitterに@で感想を送る人もいます。感想を送ること自体が悪いとは思わないのですが、何というか…、もやっとしますよね。しかも悪びれずに「コンビニで立読みで読んだんだけど面白かったです!」とか言う人が今後出てきそうな気がします。(もしかしたら既に居るかも)


将来的に雑誌が全て電子書籍に移る可能性があるとはいえ、現状の作家の活動の場は紙の雑誌な訳で、それを買い支えないと継続して作品を読むことができないので多少お金に余裕がある人はマイナーな雑誌は是非とも買った方が良いんじゃないかな、と思います。できれば読者アンケートを送ってからだと胸を張ってtwitterで感想を送れると思うんですよね。


まぁ、私の場合は割とチキンなのでそれでも@付きで送れなかったりするのですが…(笑)