”例の紐”で話題のヘスティア様が出ている「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のことをWikipediaより詳しく紹介!

Wikipediaにも詳しいことが書かれてないので、Arcadiaの頃からファンでこのはてなダイアリーでも紹介しGA文庫大賞を受賞したらかーずさんと友達という立場を利用してアキバblogのインタビュー記事のインタビュアーに立候補するくらいのファンである私が「ダンまち」の今までの経緯を説明するよ!


■「ダンまち」の連載開始から現在までの略歴

2011年4月Arcadiaテスト板*1で「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のタイトルで連載開始し、すぐにオリジナル板に移動。この時のPNはテスト◆6bfb6d7a


Arcadiaは「小説家になろう」が台頭するまでは業界最大手だった個人が運営する小説投稿サイトで、あの「アクセル・ワールド」も投稿されていたことでも有名です。
Arcadia出身の作品で有名なのものには

のようなものがあります。
Arcadiaで好まれる要素の一つに「ダンジョン」がありますが、ダンまちはそのDNAを色濃く受け継いでいると言えましょう。


ちなみにこの頃から既に感想掲示板でタイトルに関するツッコミが入れられていましたが、当時はPNからして「テスト◆6bfb6d7a」ですからね!
色々と手探り状態で始めた作品だったことがPNからも窺えるでしょう。
仕方なかったんだよ…!

同年 小説家になろうでも並行連載開始。


小説家になろう」出身と言われているのはこの同時並行連載のせいですね。
まぁ、pixivとニコニコ静画で同じイラストをアップするような感じだと思って頂ければ。


ちなみに何故「小説家になろう」でも連載を始めたかというとArcadiaの感想掲示板で「魔法科高校の劣等生」が書籍化された事に影響されたような事を匂わせる発言をしていました。

2012年 第4回GA文庫大賞で初の大賞を受賞。その時の応募タイトルは「ファミリア・ミィス」でPNも大森藤ノに変更。


今までArcadia小説家になろうの感想掲示板の両方でひたすらタイトルにツッコミを入れられていた*3ので「ファミリア・ミィス」に改題して投稿されました。
受賞時にWeb版は主人公たちが全滅間近の大ピンチになっていたんですがGA文庫の方針で削除され、そのお陰でWeb版読者はレイニー止めよりも酷い目に遭いました…*4
ちなみに選考した編集者さんたちは元がWeb小説だったのを知らなかった模様。


投稿の動機としては感想で「商業化しろ」という無責任な書き込みで調子に乗ったからとのこと。(笑
ここら辺のエピソードはアキバBlogのインタビューに書いてるので読んでね!(ステマ

2013年 ヤスダスズヒト氏をイラストレーターに起用し、タイトルを「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」に改めて第1巻発売。2ヶ月連続刊行。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)


夜桜四重奏」や「デュラララ!!」で有名なヤスダスズヒトさんをイラストレーターに起用。
ヤスダスズヒトさんが関わってるアニメが放映されない年がないくらいに多忙なヤスダスズヒトさんをよく口説き落とせたなと思われるかもしれませんが、そこら辺の詳しい事情(というか笑い話)もインタビューで聞いたけど何か差し障りがあるかもしれないのでここでは書けません。いやー、残念だなー!
それにしてもヤスダスズヒトさんがイラストレーターになってくれたからこそ例の紐をつけたヘスティア様が生まれてこれほど話題になっているんだよなぁ。
ちなみにエイナさんが眼鏡っ娘になったのもヤスダさんの独断専行がキッカケですからね。(笑
いやはや、結果論だけどヤスダスズヒトさんを指名した編集者さんはマジで有能だわ。


タイトルが「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」に戻っている理由はインタビューの時に聞いたんですけど記事では削っちゃったからなー
ただ、大森さん的にはWeb版の頃の若気の至りの黒歴史が後を引きずっていることになるのでツッコミはもう勘弁してあげてください。(笑
ちなみにこのインタビューで「ダンまち」が公式略称になりました。*5

同年 ヤングガンガンで九二枝氏によるコミカライズが開始。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)


これが非常に出来が良いので、まずはコミカライズから読み始めるというのがお勧めです。
ちなみにガンガンONLINEでも読めます。

2014年 本編ヒロイン、アイズ・ヴァレンシュタインが主人公の外伝 ソード・オラトリアが刊行開始。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)


禁書目録における超電磁砲みたいなもんです。(暴論

同年 ガンガンJOKERで矢樹貴氏による外伝のコミカライズが連載開始。

同年 ガンガンONLINEタカムラマサヤ氏によるスピンオフ4コマ作品「神様の日常」が連載開始。

同年 ヤングガンガンでちょぼらうにょぽみ氏によるスピンオフ4コマ作品「そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか」が連載開始。


ちなみに矢樹貴さんはこれがデビュー作。
ちょぼらうにょぽみさんのヘスティア様はマジキチなので注意が必要です。



まぁ、ちょぼらうにょぽみさんですからね。
これでちゃんと原作を読み込んでいることが判るから凄い。
マジキチだけど。

2015年 TVアニメ放映開始。(←イマココ


■Web版と書籍版の主な違いについて

当然幾つかあるわけなんですが、その中でも大きく変わっている箇所を以下に挙げておきます。

ベルとヘスティア様のホーム

Web版:下水道の隠し部屋
書籍版:廃教会
Web版のヘファイストス様はなんて場所を紹介するんだ…(笑

怪物祭

Web版:なし
書籍版:あり
GA文庫大賞に応募する際に、1巻で話を盛り上げる場所を作るためにイベントを入れたとのこと。

ベルの剣の師匠

Web版:リュー・リオン
書籍版:アイズ・ヴァレンシュタイン
ベルくんを容赦なく叩きのめすドSなリューさんの台詞を是非とも早見沙織さんに言って欲しかった…

ロキ・ファミリアのアマゾネス姉妹の名前

Web版:エルナ、エルマ
書籍版:ティオナ、ティオネ
私がインタビューの時に「エイナとエルナとエルマって名前が似てますよね」とツッコミを入れたせいです。*6


■最後に

他にも色々語りたいことあるけど、ネタバレになるし何より実際アニメを見るなり原作読むなりコミカライズを楽しむなりした方が早いと思うので是非そちらでどうぞ!
個人的には原作を読むなら一気に3巻まで読んで欲しいかなー
今だとガンガンONLINEで1巻冒頭部分を読むことが出来るのでまずはそちらでコミカライズ版ともども試し読みすることをオススメします!
Kindle版も出てるんで思い切ってそちらでさくっとまとめ読みするのもアリかと思います!


ちなみに私は数多くのヒロインの中でイチ押しなのはエイナさんかリューさんかなぁ。
年上エルフのお姉さんとか最高じゃないですか…!

*1:もしかしたらチラシの裏の方だったかも

*2:2015年7月からTVアニメ放送開始

*3:「タイトルで敬遠していたけど実際読んだら面白かった」「タイトル変えたほうが絶対良いと思う」等

*4:続きが書かれた5巻が出るのに2年以上掛かった

*5:一部では「ジョンいる」という北の将軍様のような略称で呼ばれてましたが、そんな略称が流行るわけないだろ…

*6:後日、作者の大森さん本人にそう言われました。