冬目景は本当に投げっぱなしの遅筆漫画家なのか?

はてなブックマーク - イエスタデイをうたって:冬目景の人気マンガ 18年の連載に幕 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

このはてブで一番スターが付いている2つのコメント。

富樫「冬目景が終わらせたようだな…」 三浦「ククク…奴は遅筆漫画家四天王の中でも最弱…」

日本3大投げっぱなし漫画家の一角を担う冬目先生の最終回。


確かにそうだよなー、と思いつつもよく考えれば先日マホロミ終わったし冬目景の作品は画集含めてほぼ制覇している私は年に何冊も冬目景の漫画を買っているような…?
そういう訳で「冬目景は本当に投げっぱなしの遅筆漫画家なのか?」
その検証をするためにまずは冬目景さんの短編作以外を完結済みと未完の作品に分けて並べてみました。

完結済み

未完


完結済みが8で未完が3だけど、来月には完結済みで9で未完が2になりますね。
数字だけ見ると多作ではあるけれど、投げっぱなしというほどではないと思います。
イエスタデイをうたって」が超長期の不定期連載で、その間に連載を複数同時に初めてしまっただけで…*1
「黒鉄〈KUROGANE〉」は確かに連載を放置中ですが、「LUNO」の場合はむしろ普通の漫画家なら一巻打ち切りを想像するのでは…?
イエスタデイをうたって」が終了したら未完なのは「黒鉄〈KUROGANE〉」と「LUNO」だけになるのでどちらかの連載再開の可能性はあるのではないでしょうか。


また、執筆ペースは隔週漫画家に比べて遜色ないというデータが昨年既に出ていますね。


このグラフの傾きからして遅筆漫画家とは言えないでしょう。
月刊2ページ連載*2の「苺ましまろ」のばらスィーさんとは比べ物にならない早さですよ。


以上のことから考えると冬目景さんのことを評するなら”非常に多作のマイペース漫画家”くらいが適当なのではないでしょうか。


ただまぁ、全11巻(予定)の作品に掛かった期間が18年間というのは長すぎるとは思います。(笑
当時リクオと殆ど年齢変わらなかったのに今ではもうひと回り近く上になっちゃったよ…


*1:だからこそ投げっぱなしのイメージがついたのだと思いますが

*2:稀に3ページ