「あずまんが」じゃなくて「あずまんが大王」が短期連載じゃ?

コミックナタリー - 「あずまんが」描き下ろしゲッサンで短期連載、新装版は小学館
http://natalie.mu/comic/news/show/id/15735

あずまんが」とは広義だとあずまきよひこ先生が描く漫画を全て指すんだろうけど、狭義では天地無用!シリーズとかパイオニアLDC関連のグッズ等に書き下ろした作品とそれらを纏めた単行本を指すと思う。
簡単に言うと、「あずまんが大王」は広義の「あずまんが」に含まれるけど、狭義だとイコールではない訳で。
ましてや「あずまんが大王」の略称が「あずまんが」ではない訳です。


多くの読者は狭義の「あずまんが」を知らないor読んでないから「あずまんが大王」の略称として「あずまんが」と認識してそれで理解しているんだろうけど、少なくともコミックナタリーほどのサイトが使うべき用語ではないよなぁ、と。
今回の真実はよつばスタジオで載せられている通り、

あずまんが大王」10周年記念の「新装版」発売のお知らせです。
全4巻だったコミックスを1年生〜3年生の全3巻に再編集して、
小学館より6月11日から毎月順次発売されます。
各巻に16pの描き下ろしを収録するのですが、
宣伝も兼ねて5月12日新創刊の「ゲッサン」に先行掲載することになりました。
こちらも毎月掲載するので3ヶ月の短期集中連載という形になります。
お楽しみに!
よつばスタジオホームページ

あずまんが大王」の新装版を小学館で出すから、プロモーション的な意味で新装版用「あずまんが大王」描き下ろし16p×3を「ゲッサン」に先行でしばらく連載するってことですよね。
やっぱりコミックナタリーみたいに『「あずまんが」描き下ろし』と書かれると違和感が残るなぁ…
いや、ホンマ細かいコダワリだとは思うんですけどね。(笑)


以下余談。
何で小学館かというと、先日発売されたアイデアに掲載されていた里見英樹さんのインタビューに書かれていたように、あずまきよひこ作品は一般向けに作られ、売れるようにプロモーションされているのでその一環ということでしょうね。
腐っても小学館、「ドラえもん」を出している出版社は保護者の理解度からして違います。長年培われたブランド力です、ブランド力。
当然一般的な本屋で新装版が置かれるスペースも奥まったオタク向けのAMWの棚ではなく、1億冊超えの出版数を誇る高橋留美子作品の愛蔵版を置いている殿堂的な場所の近くですよ。
そして本屋の店員さんは勿論判っているので近くに「よつばと!」の単行本も置かれる流れですね。
うーむ、見事な流れ。


あずまきよひこ作品のファンとしては喜ばしいことなんですが、里見さんも仰ってるようにやっぱり「よつばと!」の連載が止まってるのがネックだよなー
この1年間での「よつばと!」休載率は5/12*1と約41.6%と「苺ましまろ」の3/12*2を超えるかなり高い状態なので何とかして欲しいトコなんですががが。

*1:2008年6月号、9月号、11月号、2009年2月号、2009年5月号が休載

*2:2008年12月号、2009年2月号、5月号が休載