漫画を読むのに最適な電子書籍リーダー端末のディスプレイ要件とは

Kindleで読むマンガ - 水星さん家
http://d.hatena.ne.jp/mercury-c/20121201/1354376893

マンガ専用のKindleという需要はけっこうあるはず。とはいえマンガ市場の大きい日本のためだけにAmazonが新機種出すかというとそんなことはないだろうし、今のところKindleアプリを使って画面の大きいiPadで読めばいいってのが現実的対処なんだが、だったら始めからiPad買うわー。Kindleで読みたいんじゃん。


ちなみに実際の見え方はココらへんが詳しいかと思います。


画像編:こんなに違う――Nexus 7で主要電子書店のビューワを比較 (1/3) - ITmedia eBook USER
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1212/18/news005.html


そもそもKindleとかの電子書籍リーダーは新書とか小説とかそういった欧米のインテリが読むような本を読むためのものなので、漫画には全然対応していないと言えましょう。
とはいえ日本で出版されている書籍の大半は漫画であり、その中でもワンピースなどの少年ジャンプ作品が上位を占めているのは疑いようのない事実ですので、それに対応した電子書籍リーダーというのは潜在的需要があると思うのですよ。


という訳でざっくりと少年ジャンプの単行本が綺麗に読めるディスプレイとはどんなものかを考えてみました。

前提

ジャンプの単行本の見開きサイズ:横206mm×縦182mm
印刷のdpi:モノクロ600dpi、カラー350dpiくらい?(取り敢えずカラー必須として350dpi前提で)

計算結果

対角:10.8inch
画素サイズ:72.5um
解像度:横2842×縦2511


という事になりました。
ただ解像度がかなり中途半端なのでもうちょっと大きく作って余白にすれば良いんじゃないでしょうか。どちらにしろ一般的な16:9や4:3の比率だと縦が足らないかなり特殊な解像度とサイズになりますね。一応350ppi程度なら技術的には現状のディスプレイメーカーなら作れると思いますのでセットメーカーが金を出せば出来ると思います。
問題は既存の解像度と違うということは専用ICとか色々必要なのでお値段が多少高くなりそうということでしょうか…
まぁ、既存のメーカーだと先入観とか色々あって難しいかもなので、最近ニコニコ静画に力入れてるドワンゴあたりがハード事業に参戦とかしてくれたら面白いかなー、と思ってます。(笑)